インプラントは最近になってやっと一部については保険が適用されるようになりましたが、ほとんどのインプラント治療については保険が適用されない自由診療として行われるのが一般的です。
そのため、どうしてもインプラントの治療費は高額になってしまいますが、医療費控除の制度を活用することで、治療費の実質負担額を減らすことができます。
まず、医療控除について説明しましょう。
医療控除とは「自分のため、もしくは家族が病気や怪我で病院にかかった時、その費用については所得税や住民税から控除することができる」という制度です。
医療控除が適用される条件としては「年間10万円以上の医療費を支払った場合」となりますが、インプラントの治療には平均30万円前後かかると言われていますから、インプラントの治療を受けた人の大部分が医療控除を利用することができることになります。
(ただし、年収が200万円未満の場合には、その金額の5%となりますので、10万円以下の医療費でも控除が行われます。
)たとえば、年収200万円以上の人がインプラントの治療を受けたとします。
その時の治療費が30万円であった場合、その30万円のうち10万円を超える部分(実質20万円)については医療控除の対象になります。
20万円のうち、どのくらいが返還されるかは所得によって変わりますが、課税所得が330万円から695万円の人の場合は20%、1000万円以上の場合は33%、1800万円超の人については40%が返還されます。
ですから、所得500万円の人の場合には、インプラントの治療費30万円のうち4万円程度が返還される計算になります。
なお、医療控除を受けるには申告が必要になります。
申告時には領収書が必要になりますから、病院で診察や治療を受けた時の領収書や薬の領収書、病院に通うための交通費の領収書などはしっかりと取っておくようにしましょう。
また、医療控除は家族分もまとめて申告することもできますので、医療控除を行うことでかなりの還付金を受け取ることが出来る場合もあります。